特徴

こだわりを捨てる勇気を持つ

職人というと、皆さんはどのようなイメージを持たれますか。
古くから伝統を守り続ける人のようなイメージだったり、他には仕事に誇りを持ち時には損得抜きで仕事をやり抜くそんなイメージでしょうか。

しかしながら、それとは対照に気難しく頑固で意地っ張り、自分の考えを曲げないなど、そんなイメージを持つ人も少なくないと思います。
私たちは「頑固で意地っ張りの職人」ではなく、使ってくださる方を最優先した弦を作ります。
代々続く当製作所も今まで積み重ねてきたやり方、職人の技術というものはございます。
それでもなお、使ってくださる方を最優先し感動が起こるモノづくりをするには、
従来のやり方に固執した「こだわり」を捨てないといけない場面もまたございます。

情熱をもって使ってくださる方や時代に合わせ変革し続ける、その覚悟を私たちは持ち、弦を作り続けるプロフェッショナル集団です。

四代目神武濱弦　～長い時を経て進化してきた古来より伝統を引き継ぐ本麻弦～

初代から4代目に至るまで様々な進化を遂げてきた麻弦です。（上記は麻の画像）
使う人がこれはいいものだと感動してもらえるものを作りたい。その一心で4代目当主が製作を始めました。
今までとは違うやり方で違うものを作る作業は想像の超える大変さがありました。
暑さ寒さなど季節含めたその時の状況によって変わり続ける調合の分量、松脂やあぶらの割合、麻をより合わせる具合、何度も失敗を重ねました。
そうして製造から販売開始に至るまで2年の試行錯誤を重ね完成いたしました。

作品一覧